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 Home > Yamaring > my Machines > my ZX-6RR > 2度目の走行(2007年2月8日)

 政治家先生によりますと、女性は子供を生む機械とのことですが、恥ずかしながらカミングアウトすると、私は若い頃は、バイクはタイムを出す機械だと思っていました。
 しかし、政治家先生が全国のフェミニストを敵に回している様子を観察して、「A6以前が本物のニンジャだ」とか、過剰な愛情をバイクに注ぐ人達を敵に回したくないと思ったので、私もバイクのことは、タイムを出す機械ではなく、今後はセフレに昇格させることにいたしました。

注:そんなものが必要な方の為に解説すれば、本物のニンジャとは、手裏剣投げたりする人のことです。

 しかし、セフレに昇格させようと思った私のZX-6RRは、そのブサイクなルックスにより、爆発的な不人気を誇っていたモデルだったものの、「ブスは3日で慣れるが、美人は300万円位で作れる」という有名な格言にのっとり、そのルックスに3日で慣れたノーマルルックのZX-6RR乗りの方々に対し、私はとにかく金を突っ込むことで、愛車のZX-6RRのルックスを、私好みのユーロ系ファイターライクに変更いたしました。

注:そんなものが必要な方の為に解説すれば、本当に有名な格言は、「美人は3日であきるが、ブスは3日で慣れる」です。

 しかし、昨年のリファインさんの走行会に参加して、私のZX-6RRは、私にとってセフレ以上の大切な存在となっていたことも事実で、詩人によれば、恋はするものではなく、落ちるものだそうですが、そんなこんなで、実際に走らせることでZX-6RRと恋に落ちた私は、ホーネット600以降、まるでお見合いに失敗し続ける男のように、1度乗ったら転売してしまうという悪循環を断ち切るべく、愛車ZX-6RRと共に、再びトミンサーキットを走ることにいたしました。




 走行会では、ZX-6RRの基本的な性能の高さにより、簡単に28秒台を出すことが出来ましたが、予定としては、目標の28秒台を何週か出すことに成功して、メデタシメデタシで終わりたかったのに(笑)、勢いあまって28秒台の前半まで出してしまったので、今度は27秒台という目標が頭をもたげてきてしまい、「メンドクセーな〜」といった感じなのですが(オヤジ入っててテンション低くてすみません)、国際格式のコースと違い、中高速コーナーがなく、コーナー数自体も少ないトミンサーキットでは、タイムを縮めていく作業が、まるで2階から目薬をさすかのようなのイキフン(雰囲気)なのですが、仕方がないので、少しづつでもタイムアップしようかといった感じで、相変らずハードに頼る感じですが、まずは手始めに↑のラジポンに交換いたしました。
 ちなみに、03-04のZX-6R/RRは、普通のマスターが入っていて、前回走った時は、ブレーキが効いてるのか効いてねーのか、鈍感な私ではよく分からなかったのと、かと言って、握りゴケに対する恐怖心がピークに達していたので、“奥の”感覚のコントローラブルさを欲して、ラジポンに交換することといたしました。




 走行会では、「どうせビビリミッターが働いてアクセルあけられねーだろーから、とりあえずショートでいいだろ」と、暴力的にファイナルをショートにして走ったのですが、結局、1速がショート過ぎてしまい、2速オートマ走行で走って、このロング気味なギアレで走ったことが功を奏して、かえってスムーズな走りが実現してタイムアップしたのは皮肉な話だったのですが、スムーズなライディングなどガラではないので、今回はファイナルはロングに設定して、1速オートマ走行で走れるような感じでチャレンジしようと思いました。

 ちなみに、ノーマルのファイナルだと、1速で14000レボリューション・パー・ミニッツ(rpm)だと、107km/hなところを、前回は2速で129km/hとロングで走っていた訳ですが、今回は大体真ん中を狙って、1速で120km/hというギアレでのテストです。

ファイナル 14000rpm時の速度
ノーマル 15:40 107km/h(1速時)
前回の走行 14:44 129km/h(2速時)
今回 16:38 120km/h(1速時)

 それから、私はインジェクションのオートバイに乗るのは、ZX-6RRが初めてと言った感じだったのですが、キャブ車でパワーを出すには、とにかくリッチ(濃い目)でトルク感をガンガン出していくというイメージが強く、そのおかげで、リーン(薄目)にセッティングされているノーマル車に対して、メイン上げたりすると、相対的に燃費はスゲー悪くなるのがキャブ車の特徴といったイキフン(雰囲気)で、ホーネット600の時も、フルパワー化したら燃費が強烈に悪くなったのですが、ノーマルは分からないものの、私の購入したZX-6RRは、前オーナーによると、マフラーにあわせてかなりキッチリとマップをセッティングしているらしく、もて耐参戦車両だったこともあってか、割とリーンにセッティングされていて、アクセルに対するレスポンスが非常に良く、燃費も非常に良いといった印象でした。
 ちなみに、前回の走行では、ガソリンは40週で3リッターくらい必要で、具体的には、リッター7.379kmという燃費でした。
 でも、前述したように、かなりロングのギアレで、私のZX-6RRにはメーターがないので、パワーバンドをキープしなければならない強迫観念もなかったので、とんでもなく低い回転数で走っていたと思われますが、これが燃費の良さにもつながっていたのかもしれません。しかし、今回ショートで走れば、燃費も悪くなると思われますが、メーターがないので、今後はパワーを使っているかどうかは、燃費で判断しようと思います。

 あと、余談ですが、現在のWSSやmotoGPマシンは、タコメーターレスがトレンドのようで、昨年のWSSの覇者であるテンケイトホンダは、走行中に回転数を知る必要はないという思想でマシンを作っていて、motoGPマシンの中では、珍しくタコメーターがついているRC211Vを駆るニッキー・ヘイデンも、「ラップタイムのモニターさえあればいい。他に水温計もあるが、実際に見るのはタイムだけだ」と言ってるみたいです。
 そして、私自身、前回の走行会で、メーターレスのマシンを走らせたところ、カンでシフトチェンジしたほうが、走りに集中できて良かったという感じで(後半は手首の痛みが原因でシフトチェンジはしませんでしたが)、やはり走行中はタイムしか見ないので、トレンド先取りでやんす。




 あと、私のライディングフォームは、コーナーに“肩から”入っていくようなフォームで、体を前方に回り込ませてしまうのですが、この時にステップ位置が後方にあると、ヒザの位置が下がってしまい、ヒザが早めに地面に当たってフルバンクを妨げてしまうので、ステップ位置は前のほうにあるのが好ましく、また、こうして体を大きくオフセットすると、今度は外足がステップから外れてしまいやすくなるので、ステップ位置は高めが良いのですが、そんな理由で、大柄なリッターバイクを嫌っていたので、小柄な600のスーパースポーツ車は、そのままで最高といった感じで、私はスパイス製のバックステップで、更に10mmバック30mmアップのポジションにしていて、まー、これでもこれまで乗ったバイクの中では最高のポジションといった感じだったのですが、更に自分好みに煮詰めるべく、20mm前方で20mmアップの位置に穴をあけて、取り付け位置は20mmバックとすることで、結果的に0mmバック、50mmアップのポジションといたしました。足が短くて、他人と違うライディングフォームだと、色々とてーへんです。(江戸っ子調)




全然関係ないですが、
以前、愛車の為に借りたというガレージは、
御覧の通り、
結局、商売で仕入れたバイク置き場になっちゃって、
愛車のZX-6RRは肩身が狭そうです。
ゴメンネmy Ninja fighter。。。

つーか、
モンスターとかも普通に仕入れて売ってんじゃんオレ、
みたいな。(笑)




という訳で、
2月8日(木)に、トミンサーキットにやって来ましたが、
当日は雲ひとつない快晴でした。

ちなみに、
私は人種のるつぼといったイキフン(雰囲気)で、
街のルールが分からないという理由で、
新宿とか上野とかが苦手ですが、
そんなこんなで、
クラス分けのないスポーツ走行で、
あらゆるマシンあらゆるライダーごった煮の、
混雑している土日の走行はパスして、
あえての平日走行をチョイスしましたが、
平日ということもあってか、
参加台数は少なめでした。

また、
そうは言っても、
参加台数が少ないと、
速い人に遭遇するチャンスも減り、
速い人にひっぱってもらえる可能性も減るので、
トミンサーキットを27秒コンスタントで走れるという、
私のZX-6RRよりも2インチほど大きなフロントホイールのマシンを駆り、
木曜日によく練習に行くという、
えいぽんさんを誘ってみましたが、
直前にエンジンを壊してしまったとのことで、
この日は御一緒することができませんでした。




my Ninja fighter。
現在の私のコア・コンピタンスです。




とりあえずこの日は、
1時、2時、3時と、
1本が20分位の走行で3本走るという予定にいたしました。
もちろん、
3月31日のリファインさんの走行会に向けての体力作りでもあります。

という訳で、
↑は、1本目は完熟走行といった調子の私。




この日御一緒した方達とのランデブー走行。
ミドルクラスのオートバイが比較的多かったです。






私と同じSS(スーパースポーツ)に乗る方は、
こちらの↑の方だけでした。




この日唯一のモタード車といった感じの、
↑のDR-Zの方は、
私のZX-6RRに興味があったようで、
パドックでは色々と話しかけて頂きました。








↑は最終コーナーでの私。

1本目は、
前回よりもショートのギアレの1速ということで、
ストレートで2速にシフトアップするというスタイルで走りましたが、
シフトアップもシフトダウンもノークラで出来た為、
手首の痛みの影響は少なかったものの、
大体29秒台で走っていて、
完熟走行とは言え、
ラクしてタイムアップする感はなかったので、
2本目は1速固定で走ることにいたしました。




最終コーナー進入での私とmy Ninja fighter。




カメラ目線編。
あえて語らせてもらえれば、
平日走行のデメリットは、
ギャラリーが少ないので発奮しないことです。(笑)




2本目の走行の際、
キャリパーがタレたのか、
ブレーキレバーのストロークが大きくなり、
レバーが手前にきてしまい、
ピットインして確認したものの、
レバーの調整幅もあまりなかったので、
仕方なく走り出しましたが、
ラジポンのコントローラブルさは良かったものの、
このストロークの増大は悩ましい感じでした。




大体20分の走行を想定してガソリンを補給していたので、
ヘルパーの方には、
20分経ったら手を振るように指示していましたが、
2本目の途中で突然何かのスイッチが入って、
少し“キレ”モードに突入し、
その時にラップショットをチラ見したら、
28秒20という表示だった時があったので、
「あとコンマ2びょーだー!!!」
と更にキレて、
ヘルパーの方が手を振ってることなどフトンが吹っ飛んで、
そのまま走り続けました。




すると、
40週くらいでガソリンの量の計算をしているのに、
64週目に入ったところで、
第1コーナー立ち上がり付近でガス欠し、
左ヘアピンの手前からマシンを押すハメになっちゃいました。(爆)
キャブ車だとだんだんガス欠症状になるのに、
インジェクション車は突然止まるのね。。。(泪)




上り坂はキツいっすの巻。
ちなみに、
ヘルパーの方には、
ネタで走っているので、
転倒しても撮影を優先する指示を出していましたが、(爆)
こういう時は手伝ったもらいたかったです。(核爆)

ちなみに、
タイムのほうは、
チラ見した時よりも6週ほど前に出していた、
28秒03というタイムがベストで、
自己ベストは更新したものの、
またまたいちゅものピャターンで、
歯がゆいタイムです。

しかし、
なぜスイッチが入ったのか分かりませんが、
この“キレモード”に入った時には、
若い時の自分のスタイルが蘇ってきて、
私レベルのライダーではすべることはないといった感触だったBT002で、
少しスライドするようになりました。
また、
フロントも数回スライドした時がありましたが、
リアも第1コーナーと最終コーナーのクリップを過ぎた当たりで、
数回といったレベルですがスライドした時があって、
しかし、
高回転でスピニングしているので、
アクセルを閉じる必要もなく、
そのままスムーズに立ち上がれるので、
BT002のスライド特性は優秀だと思いました。

また、
これが以前乗ったZX-9RやVTR1000Fだと、
トルクでヌルヌルと滑ったりして、
乗ってて最高に気分が悪いのですが、
高回転でスピニングするピーキーなインラインフォーの感触は、
昔から私は大好きだったので、
ショートのセッティングは吉と出たようです。

しかし、
まだまだコーナーリング中の回転数が低いので、
もっと早く回転を上げる為には、
もっとショートにしたほうが良さげでしたが、
それなら最初っからノーマルのファイナルで走ったほうが良かったじゃんといった調子です。(笑)

しかし、
自己弁護させて頂ければ、
まるで補助付き自転車に乗るチビッ子が、
補助輪を1輪ずつ外して補助無し自転車に慣れるかのように、
中年リターンライダーのリハビリとしては、
ロングからだんだんショートにもっていくのが良かったといった感じで、
つまりは、
「急がば回れ」です。

あと、
今回の走行で出たネガとして、
コンタクトだと、
視界がだんだんぼやけてくることで、
若い時にツクバサーキットを走っていた時、
やはり同じ症状を経験したことがあるのですが、
若い頃の経験で、
ラップタイムが周ごとに秒単位で変化したことがあって、
「なんでこんなにタイムが不安定なんやねん???」
と思って、
試しにメガネに切り替えたところ、
メチャメチャ視界がクリアになって、
コンタクトの時には、
ブレーキングの目安の50mとか100mとかの看板が全く見えてなかったことが分かって、
コーナーに突っ込む時も、
「あの辺グレーっぽいからコースかな〜???」
とか、
カンで突っ込んでいて、(笑)
原因として考えたのは、
アベレージスピードが上がってくると、
まばたきしないせいか、
あるいはシールドの隙間からの風のせいか、
だんだんコンタクトが浮き気味になって視界がぼやけるようで、
ショートにセッティングした今回も、
前回よりも加速が激しかった為か、
目がショボショボしだして、
視界がだんだんぼやけてきてしまったので、
若い時の経験を思い出し、
次回走行の際には、メガネに切り替えようと思いました。




27秒台が出ないのは、
もしかしたら、
愛車に対する金の突っ込み方が甘いのかと思い、
3本目の走行の前に、
デーマン(にーみゃ〜んえ〜ん)を追加投入しました。

だんだん結び方が芸術的になってきています。(笑)




3本目の走行を開始しましたが、
2本目までは気にならなかった手首の痛みが再発し、
以前よりも加速が激しくなったことで、
加速に耐える為の前傾姿勢が強まった為か、
持病の腰痛も悪化して、
3本目は28秒31がベストで終わりました。
まー、
昨年の28秒台がフロックではなかったことが証明され、
28秒台ではコンスタントに走れることが確認できましたが、
27秒台が出なかったので、
オー・マイ・ガーッ!!
オー・ジーザス・クライスト!
キス・マイ・アース!
サック・マイ・ディーック!
ガッデーム!
サン・オブ・ア・ビッチ!
ユー・ステューピット・ファックン・マザー・ファッカー!!!!!!!!
といった気分です。

でも、
27秒台が出なかった本当の理由は、
27秒台が出るように祈れと命令していたヘルパーの方の祈りが足りなかったことと、
多分私が前厄だからだと思います。
ちゃんちゃん。
(注:ヘルパーの方は本厄でした)


★本日のベストタイム★
28秒03
(それまでのベストタイム 28秒29 2006年11月25日)


【個人的なメモ】
(次回の走行までに必要なことリスト)
1.コンタクトレンズからメガネに変更する。
2.更にショートセッティング。
3.ステアリングダンパー。
4.そろそろリアブレーキの復活。
5.女での失敗。(これに勝る発奮剤はありません)




【番外】
テスト走行はネタが少なく申し訳なかったので、
エアギターとかエアドラムにインスパイアされて、
お詫びのネタとして、
エアハングオンというのをやってみました。



エアハングオン。
(セパハン編)




エアハングオン。
(バーハン編)




エアハングオン。
(バックシャン編)




エア若手イケイケ。
(アンタッチャブルの山ちゃんのまたぎ風)




エアバレンティーノ・ロッシ。
(祈り編)




エアブレーキ。
(『汚れた英雄』北野晶夫編)
これがオチですので、
面白くなくても笑ってもらえれば幸いです。


ステアリングダンパーの装着