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 Home > Yamaring > my Machines > my ZX-6RR > フロントキャリパー(2007年3月12日)

 こんにちは。占いで1番相性が良い異性のタレントが、オセロ松嶋だったアーブ山口です。なるほど。

 さて、私のZX-6RRですが、2月8日の2度目の走行の際、ブレーキレバーが手前にきてしまう症状に見舞われましたが、戻ってからエア抜きをしても、特別エアが入っていた感じでもなかったので、ハード面に問題があるような気がしましたが、どうやらカワサキのZX-6RやZX-10Rなどのキャリパーでは、こうした問題が発生しやすいようで、聞くところによると、ST600参戦車両など、ハードを交換できないマシンは、この症状が泣き所となっているようでした。
 ちなみに、04ZX-6RRの標準のマスターは、ピストン径がφ14と小さく、私は、このマスターに照らして、φ19(横型5/8相当)ではなく、あえてのφ17(横型φ14相当)のラジポンを装着しましたが、この小さなピストン径が、コントローラブルさと引換えに、ストロークの増大を助長させているようでしたが、根本的には、キャリパーの剛性に問題があるようなので、問題の根源とも言える、キャリパーを交換することにしてみましたが、漂白された、骨抜きの、おとといきやがれ方式のMFJと関わっていないので、ハード面に問題が発生しても、パーツ交換で対処できるのは、治外法権スタイルで楽しむライダーの特権といった調子です。
 ちなみに、私はブレーキのブランドでは、ニッシン(この企業の株は買って良かった)信者で、すでにマスターはニッシンのラジポンにしていましたが、キャリパーはトキコ(この企業の株は買わなくて良かった)と、あまり好きではないブランドだったので、更に交換への意欲が高まりました。
 ちなみに、ZX-6R/RRは、ラジアルマウントのキャリパーをかなり早く採用したバイクで、発売された当初は、どこの雑誌も、このブレーキシステムを絶賛していたものですが、自分で使ってみると、レバーストロークが増大するなど、お話にならず、こんなクソキャリパーをよくもまー褒めたもんだと、相変らず雑誌のインプレが“マユツバ”だということが証明されたと言えます。(爆)

 という訳で、交換したキャリパーですが、プロトさんのカタログを眺めていたら、ブレンボからキャスティングのラジアルマウントキャリパー(100mmピッチ)が販売されていたので、それが安いのでそれにしようと思って、私のZX-6RRの取り付けピッチを測ったら、ピッチは108mmで装着が無理だったので、108mmのピッチのラジアルマウントキャリパーを探したら、ろくに風呂にも入らず、挙句の果てにオイニーは全部香水でゴマかすという、高慢ちきなフランス野郎が作っている、ベルリンガーというブランドがあったので、こちらのキャリパーを購入することにいたしました。











 ↑が、今回購入したベルリンガー製のラジアルマウントキャリパー。1個6万7725円(税込)で、2個で13万5450円で、ヘタな原チャリが買えそうなお値段でやんす。
 ちなみに、これまでの私は、削り出しのキャリパーなんか買うのは、イタ車乗りだけだと思っていたのに、まさか自分が買うことになるとは思いませんでした。(笑)
 まーでも、腹違いの妹の19歳のお誕生日プレゼントにサマンサタバサのバッグを買ってあげるのをバックレてお金も浮いていたので、前厄にもめげずに頑張る自分への御褒美ということで許されると(勝手に)解釈しました。(爆)
 あと、ベルリンガーのスタンダードのカラーはレッドなので、最近取り付けたステアリングダンパーやTWM製のタンクキャップと“おそろ”になり良いな〜と思いましたが、輸入元のデビルテクニカさんに注文を問い合わせたら、レッドは在庫切れとのことで、考えてみると、私のZX-6RRはホイールが赤なので、キャリパーの後ろ側がアルマイトではなく塗装の赤だと違和感があるような気もしたので、フロントフォークのアウターにあわせて、あえてのゴールドとしてみました。

 それから、私もユーロ圏から商品をインポートしているので、現在のユーロ高に苦しめられているインポーターさんの気持ちが良く分かるのですが、デビルテクニカさんもユーロ高に耐え切れなくなったそうで、3月20日より値上げを敢行するそうなので、今回の私は値上げ前の駆け込み注文となりました。という訳で、これをお読みの方で、ベルリンガー製品の購入を検討されている方は、今注文したほうがお得です。




 また、ベルリンガー製のキャリパーには、5mm、13mm、15mmのカラーも付属していて、バイクを買い換えても使い回しがきくようです。
 ↓は各バイクのカラーの適合表です。

CBR1000RR 無し
 ZX-10R ZX-6R GSX-R   5mm 
YZF-R1  13mm 




 取り外した問題のクソキャリパー。ようするに、ラジアルマウントキャリパーと言っても、マウント方法がトレンドというだけで、キャリパー自体の設計は、これまで通り左右分割式なので、「そこの剛性が低けりゃキャリパーも開くよ」みたいな調子なので、キャリパーの基本設計が悪けりゃ、「ダメだこりゃ」(ドリフいかちょー風)といったイキフン(雰囲気)です。








 トキコキャリパーとベルリンガーキャリパーを比較してみますと、トキコは左右の分割を3本のボルトでとめていて、ベルリンガーは4本でとめています。
 また、トキコは、真ん中にブリッジを渡すことで、1ピストン1パッドという構造になっていますが、ボルトの本数は少ないは、パッドは高くつくはで、その設計思想に疑念が残ります。(笑)

 あと、キャリパー単体の重量を測ったら、ベルリンガーは重さが約1.0kgで、トキコは約1.2kgだったので、左右で400グラムは軽量化されました。バネ下の400グラムの軽量化も、割とオイシーでやんす。(^^)

 あと、コマケー話ですが、エア抜きのブリーザーの脇にフロントフォークやブレーキホースがあるといった感じで、「何でこんな位置にすんだ」みたいな調子で、トキコはブリーザーが回しにくい感じでしたが、ベルリンガーは、工具を180度くらい回せて、エア抜きがしやすい設計に感じました。






 取り付けてみると、なんと、左右で取り付け部分の寸法が違っていて、左側は5mmのカラーがなくてもOKになっちゃいました。
 この辺りが外国製品いい加減調でやんすが(笑)、返品もメンドーなので、そのまま使っちゃいました。(爆)
 でも、転売する時には、左側はカワ系以外に売れないので、転売の価値低い仕様でやんす。(泪)
 まーでも、私も普段外国製品を販売して、色々とお客様に御迷惑をおかけしていることも多いので、因果応報かもしれません。(笑)

 あと、取り付けボルトも、前オーナーが使っていたボルトは、フランジがついていたので使えず、近所にある『ネジの永井』さんに行って、キャップボルトを買ってきました。




 あと、ブレンボとかだと、エア抜きのブリーザーのネジ径が11mmと特殊ですが、ベルリンガーは9mmと更に特殊だったので、これまた近所の工具屋さんに行って、1980円のスタビレーの9mmのコンビネーションレンチを、「釣りはいらねーよ」(江戸っ子調)と、2000円で買ってきて対処しました。いちいち色々メンドクセーな〜。(笑)

 ちなみに、素人の方は、片口のスパナは言わずものがなですが、最悪、小猿(小さいモンキー)を使ったりもしますが、ネジを回す時は、可能な限りメガネを使いましょう。

 余談ですが、私はメガネを使うべき場所でスパナを使った従業員をクビにしたことがあります。(核爆)




 それから、マスターもキャリパーの交換にあわせて、φ19のラジポンに交換いたしました。
 ちなみに、部品屋さんにこのマスターを届けて頂いた時、以前に発注していたデイトナさんのカタログも一緒に届いたので、早速パラパラっと見たら、ニッシンよりキャスティングの108mmピッチのラジアルマウントキャリパーが夏頃に発売されるみたいです。早まった!(爆)




 たったの1回使用しただけでお払い箱となった、φ17のラジポン。
 お決まりのフレーズですが、孫オクに出品して、孫さんで損したいと思います。(爆)




 また、先日仕入れた300Vの5W40にオイルも交換いたしました。
 あと、最低地上高に余裕もあったので、よりラップショットの感度をよくするべく、新たにセンサー用のステーをつけて、センサーの位置も下げてみました。






 キャリパーはゴールドのほうが違和感がなく、結果オーライでした。
 あとは、キャリパーがタレないことを祈るばかりです。




 親バカ調ですが、実物は画像よりカッコイイですので、3月31日(土)のリファインさんの走行会に来れる方は、是非、my Ninja fighterを拝みに来て頂ければ幸いです。


ハイスロの交換